『グラン・トリノ』DVD

妻と子供が寝静まった23時半からが、僕にとって心にエネルギーを注入する大切な時間。
昨夜は、眠気がぶっとぶほど、味わい深く！強く心打たれる映画クリント・イーストウッド監督の『グラン・トリノ』を鑑賞！

今年発売のDVDのなかで、これ5本の指に入るかな。

なんと監督兼主演のクリントの最後の演技だそうです。
格好良すぎです。
79才の彼のこのスピリッツに、ただひれ伏すしかないですね。

自分よりも10も20も年上の人生の先輩たちには、失望させられる事が多い毎日ですが、
クリント演じる主人公「ウォルト」の人生と自分の人生、さらには、自分の身近な人の人生重ねて、いろいろと考えさせられます。

是非、この映画は、世の中のおじ様たちに観て欲しいものです。
映画を観終わった後は、自らの先入観や偏見に気がつくかもしれません。

この映画のコピーにもあるとおり、大人が悩む時代　なのかもしれませんね。
女は、母親を手本にするというけれど、男はそうじゃないと思うし、
年をとれば取るほど、悩みを告白するほど心を許せる相手はそういるもんじゃないしね。

それから音楽も最高！
サントラ盤は残念ながら、出ていないようです。
エンディングは、クリントとジェイミー・カラムが交互に歌う主題歌「GRAN TORINO」トム・ウェイツ風の歌い方にグッときますよ。

グラン・トリノ [DVD]

• 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
• メディア: DVD

●作品紹介●
男は迷っていた、人生の締めくくり方を。
少年は知らなかった、人生の初め方を。
そして、二人は出会った。
ウォルト・コワルスキー（クリント・イーストウッド）には、自分だけの正義があった。
それに外れるものは、何もかも許せない頑固で偏狭な男だ。

妻の葬儀では、孫娘の露出過剰なファッションにキレ、大勢の参列社は「会食に出すハムを食いに来ただけだ」と一刀両断。説教が気に入らない新米神父には、「頭でっかちの童貞」と毒づく。
ふたりの息子たちは、式が済むと逃げるように帰って行った。

もっと、許せないことがある。近隣に暮らす、ウォルトが偏見を隠さないアジア系の移民たちだ。大人たちは家屋の手入れをせず、若者たちはギャングを気取って異人種間の小競り合いを繰り返している。

彼らに罵声を浴びさせる以外のウォルトの日常は、いたって退屈だ。自宅を修繕し、芝生を刈り、愛犬テイジーに語りかけながらビールを飲み、月に一度は床屋へ行く。そんな彼の唯一の楽しみは、磨き上げた愛車＜グラン・トリノ＞を眺めること。定年までフォードの自動車工を勤め上げたウォルトが、1972年に自らステアリング・コラムを取り付けたヴィンテージ・カーだ。

その宝物を盗もうとする、命知らずの少年が現れる。隣に住むモン族のタオだ。
学校にも行かず仕事もないタオは、従兄のスパイダーに不良グループへ引き込まれ、車を盗めと命令される。夜中にガレージに忍び込んだタオは、ウォルトにM-1ライフルを向けられて、逃げ出した。ウォルトは、朝鮮戦争で使い込んだそのライフルを、タオにヤキを入れに来たスパイダーたちにも突きつける。彼は自宅の庭を侵入されて激怒しただけなのだが、タオを不良たちから救う結果になるのだった。

翌日、タオの母と姉のスー、そして親戚までが、花に植木、料理にお菓子とお礼を持って押しかけるが、ウォルトには、迷惑なだけだった。数日後、ウォルトはスーが黒人の二人組に絡まれているところを助けてやる。朗らかで機転の利くスーとの会話は、ウォルト自信意外なことに実に楽しいものだった。

また別の日、ウォルトはスーから自宅に招待される。ビールに釣られて訪ねると。最初は気まずい空気が流れるが、祈祷師に心の中をズバリ言い当てられ、女とたに美味しい料理を振る舞われ、ウォルトは思わず「どうにもならない身内より、ここの連中のほうが身近に思える」と呟く。

今度は、スーと母親がウォルトを訪ね、お詫びにタオを働かせてほしいと強引に頼みこむ。渋々引き受けたウォルトとタオの不思議な交流が始まった。近隣の池の修繕を命じられたタオは、労働の喜びに目覚めていく。手本となる父親がいないタオにとって、ウォルトはまさに人生の師だ。
ウォルトもまた、生き生きと働くタオを見直し始める。約束の日数が過ぎても、タオは何かとウォルトを手伝った。

タオに建設現場の仕事の世話し、自慢の工具を貸し与えるウォルト。今やウォルトは、タオを一人前の男にするという人生の最後に相応しい仕事に。生きる喜びを感じていた。何もかもが順調に見えた時、スパイダーたちの嫌がらせが再熱する。ウォルトが受けて立ったばかりに争いはさらに加速し、ウォルトはタオと家族の命の危険さえ感じ始める。タオとスーの未来を守るため、ウォルトがつけた決着とは。。。。。？

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